種付け・出産


発情

パグに限らず犬は、メスの発情によってオスが発情し、交尾に至ります。

メスの発情というのは、生理が始まってから7~14日目くらいに起こります。

犬の生理は人間のように毎月あるものではなく、年に1~2回、半年~1年の周期でやっていきますので、妊娠をするタイミングは非常に少なく短い期間になりますよね。

そのため、ブリーダーさんにはあらかじめ連絡を取っておき、妊娠の確率が高いタイミングでお願いする形になります。

妊娠

さて、とっても少ないタイミングで見事にご懐妊となりましたら、まず気をつけておきたいのが、出産までの期間。

人間の出産は妊娠から十月十日なんて言いますが、犬の場合は十月十日と言うわけではありません。

なんと妊娠から2ヶ月ほど(63日)で出産に至ります。

 

こうしてみるととっても短い期間で生まれてくるような気がしますが、実際妊娠期間中に生まれてくるのが待ち遠しい状態だと、2ヶ月ってとっても長い気がしちゃうんですよ!

で、妊娠中の母犬の状態をしっかり見ておくのも大切なことなので、妊娠初期からお話していきましょう。

妊娠初期(1日目~20日目くらい)

普段とあまり変わりません。

妊娠したからといって急に食欲が大盛になったり、体重が増えたりということはありません。

母犬自身もよもや自分がお母さんになっているなんて気づきもしないでしょう。

そんなところは人間と変わりませんね。

見た目も雰囲気もいつもとほとんど変わらない、本当に妊娠しているかも分からない時期、それが妊娠初期の状態です。

 

まれに、人間で言う「つわり」の症状がでる子もいるようです。

いつもより食欲がないなど、もしかしたら妊娠しているかも・・・?と気づくこともあるかもしれません。

よく観察をしてみましょう。

妊娠中期(21日目~40日目くらい)

だんだんと体重が増えてきて、食欲も増してきます。

栄養のバランスを考えた食事を与えてあげましょう。

 

妊娠1ヶ月を過ぎると、動物病院などで超音波により、お腹の赤ちゃんを見ることができるようになります。

お腹の中に赤ちゃんが何匹いるのか、どんな状態で入っているのかなど確認することができます。

 

ここからは、獣医さんによる検診を受け、ちゃんと元気に育っているかしっかり観察していくことが大切になってきます。

妊娠後期(41日目~出産間際)

このころになると、急激に赤ちゃんたちが大きく成長してきます。

当然母犬のお腹も大きくなり、体重もどんどん増えていきます。

階段の上り下りなどの段差のあるところへの出入りや興奮して暴れてしまうことなどは、赤ちゃんにとっても母犬にとっても危険なことがあるので、気をつけましょう。

 

ちなみに、うちの母犬さんは2階から興奮して階段を転げ落ちました。

1階にいた友人が落下の着地寸前でキャッチしてくれて、母子ともども無傷でしたが・・・・・(汗)

とにかく、危険なことは避けるようにしましょう。

 

妊娠50日を過ぎるころにはレントゲンによる赤ちゃんの撮影も可能になります。

お腹の赤ちゃんが大きく育っている様子をかなりはっきり確認できると思います。

日ごろの検診で赤ちゃんが育っていることを確認できていれば、あとは出産に向けての準備です。

巣作り

できるだけ暗く落ち着けるところに、出産のためのお部屋を作ってあげましょう。

お気に入りの場所があれば、そこに作ってあげてもOKです。

 

母犬の体がすっぽり入る、そうですね・・・母犬の2倍~2.5倍くらいの大きさのサークルかプラスチックのBOXやダンボールでもいけます。

床が冷えないようにダンボールなどを敷いて、清潔なタオルを2~3枚敷き詰めてあげましょう。

生まれたての赤ちゃんは寒さにとっても弱いのです。

 

そして、暗くて落ち着くところがいいので、ちょっと心配でもせめてBOXの半分くらいは目隠しをしてあげましょう。(まちがっても母犬に直接目隠ししないでくださいねw)

出産

さあ、お腹がはちきれんばかりに大きく重くなってきました。

このころになると、一度にたくさんの食事ができなくなってきたり、便が柔らかめになってきたりします。

出産の時期が近づいているサインでもあります。

 

犬も人間と同じように、出産の時には陣痛があります。

陣痛は出産の合図ですので、見逃さないようにしましょう。

はぁはぁと口で息をして、うろうろ落ち着かない様子が続くといよいよ出産の兆候です。

 

自分で出産のお部屋に行ってくれると助かりますが、そうでない場合は飼い主さんが連れて行ってあげましょう。

陣痛の苦しさでちょっと出産のお部屋で暴れるかもしれませんがじっと観察を続けてください。

はぁはぁとしていた息が一瞬とまると、お母さんになる瞬間がやってきます。

初産の母犬の場合、あまりの痛さに「ぎゃんっ」と鳴くこともあります。

びっくりしますが、そっと様子を見てあげてください。

胎盤について

産まれたばかりの赤ちゃんは羊膜に包まれて、まるで赤黒いボールのような状態です。
この羊膜と胎盤を母犬が食べて取り、赤ちゃんの体を舐めて羊水をふき取り、その刺激で赤ちゃんは鳴き声を上げます。

この鳴き声が聞こえたら、やっと一息、まずは一安心といったところでしょうか。

 

初めてのお産の場合、自分の中から何が出てきたのか分からず、怯えてほったらかしにすることがあります。

羊膜は早めに取ってあげないと、赤ちゃんが呼吸をすることができず死んでしまうことがあるので、この場合、飼い主さんがお母さんの代わりに羊膜を取り除き、きれいなタオルで赤ちゃんをくるんで羊水をふき取ってあげましょう。

 

羊水をふき取るということは、母犬が舐めてあげることと同じ行為で、赤ちゃんの体に刺激を与えることでもあります。

両手でタオルを広げて持ち、赤ちゃんをくるむようにして、両手でちょっと強いかも・・・、というくらいの力で拭いてあげましょう。

鳴き声をあげたらOKです。

赤ちゃんが呼吸できていなかったら?

もし、拭いても鳴き声をあげなかった場合、呼吸ができていません。

呼吸器になにか詰まっているかもしれませんので、両手でタオルにしっかり包んで仰向けにして、首がガクンと行かないように頭と体を両方の手のひらでしっかりホールドして、強めに前の人を大きなウチワで仰ぐように上下に振ります。

このとき、頭は指先の方にあるように抱いてください。

 

呼吸器に入っている異物を出すための行為ですが、ホールドがしっかりできていないと、首の骨が折れてしまい、生かすための行為が死を招くこともありますので、確実にホールドしてください。

呼吸器の異物が取れると、鳴き声を上げ、呼吸が始まります。

こうなればひとまず安心です。

 

チアノーゼ(血液中の酸素濃度が低くなって、皮膚や粘膜が青紫色になっている状態)を起こしているかどうかは、赤ちゃんの舌の色が目安になります。

通常であれば舌はピンク色をしていますが、呼吸ができていないなどの場合、舌の色が紫色になります。

ピンク色の舌を確認できれば安心です。^^

第二子以降について

さて、第一子が生まれてくると、15分ほど間隔をあけて第2子の出産が始まります。

妊娠中にレントゲンなどで赤ちゃんの数が分かっている場合、赤ちゃんの数だけ出産が繰り返されますので、眠れなくなるかもしれないことを覚悟しましょう。

後半のほうはだんだん間隔が開いてきますので、次に生まれるまでに一時間なんてこともあります。
^^;

 

多頭出産の場合、母犬が羊膜と胎盤をたくさん食べることになります。

たくさんの羊膜や胎盤を食べた母犬の排泄物は相当なことになりますので、できれば1~2匹分の羊膜・胎盤を母犬が処理できたら、残りの赤ちゃんの羊膜胎盤処理は飼い主さんの手で行ってあげるとよいと思います。

 

これでどうやら全員の出産を終えたようです。^^

今度は育児についてお話をしていきましょう。

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