産まれたばかりの赤ちゃんは羊膜に包まれて、まるで赤黒いボールのような状態です。
この羊膜と胎盤を母犬が食べて取り、赤ちゃんの体を舐めて羊水をふき取り、その刺激で赤ちゃんは鳴き声を上げます。
この鳴き声が聞こえたら、やっと一息、まずは一安心といったところでしょうか。
初めてのお産の場合、自分の中から何が出てきたのか分からず、怯えてほったらかしにすることがあります。
羊膜は早めに取ってあげないと、赤ちゃんが呼吸をすることができず死んでしまうことがあるので、この場合、飼い主さんがお母さんの代わりに羊膜を取り除き、きれいなタオルで赤ちゃんをくるんで羊水をふき取ってあげましょう。
羊水をふき取るということは、母犬が舐めてあげることと同じ行為で、赤ちゃんの体に刺激を与えることでもあります。
両手でタオルを広げて持ち、赤ちゃんをくるむようにして、両手でちょっと強いかも・・・、というくらいの力で拭いてあげましょう。
鳴き声をあげたらOKです。